眼鏡作製技能士がいる店は安心なのですか?

眼鏡作製技能士(がんきょうさくせいぎのうし)とは、メガネに関する専門知識と、視力測定・レンズ加工・フレーム調整の技能が一定水準あることを証明する厚生労働省の定める国家検定資格です。
ですから、眼鏡作製技能士がいない店より、在籍している店の方が信頼できるとは言えます。

しかし、それで十分と言うわけではありません。なぜなら実際にメガネをつくるのは店ではないからです。
メガネは、お一人おひとりに真剣に向き合い、お仕立てするものです。

技能士がお客様とマンツーマンで全てのプロセスに関わり、ていねいに責任を持った仕事をするというのが本来の姿です。

目のサプリメントってどうなのでしょう?

最近、チラシやネット広告などで「この錠剤を飲めば、ハッキリ見えるようになる」などと書かれたサプリメントが販売されています。
どの程度の薬効があるのかは、いちがいに言えないとは思いますが、少なくとも、サプリで近視や乱視が治るということはありえません

「メガネの度を合わせた上でご服用ください」というなら、理解できなくもないのですが、そのような広告は見たことがありません。
「メガネがいらなくなりました」とまで言うものも多くあります。そのようなものは信頼に値しないと考えます。

通販などの老眼鏡をどう思いますか?

出来合いの単焦点老眼鏡(お手元用メガネ)は昔からありましたが、最近は、ダイヤルを回すことで度が変えられるものも登場してきました。
遠くも近くも全部見えるメガネというものも売られていますね。

しかし、共通しているのは、乱視・左右の度の違い・瞳孔距離等を測って合わせたものではないこと。つまり、目に合っていないわけです。

そのため、当然ながらオーダーメイドのメガネに比べると見え方が悪く、長時間お使いいただくには向いていません

広告で気になるものがありましたらお伝えください。

メガネの価格は、なぜこんなに違うのですか?

同じように見えるのに、価格が違うのはなぜなのか、と言う疑問はごもっともだと思います。
実はこれにはカラクリがあり、同一品が安く売られているのではなく、安く販売されているのは、仕入れも安いと考えるのが自然です

例えばレンズには、製作範囲を絞り、特注を受けない代わりに安価な価格設定になっているものがあります。
メーカーの立場になって考えれば、すぐお分かりいただけるでしょう。

当店は標準の価格を調べて、それよりいくらか割引をしてご提供しており、決して理由なく高額な値付けをすることはありません。ご安心ください。

眼鏡をかけると老眼が進みませんか?

いいえ、そんなことはありません。
老眼は生理現象であり、メガネをかけても、かけなくても進行していきます。

逆に「老眼」という言葉への抵抗感からメガネをかけずに頑張っていると、慢性的な疲れ目になって、心身の不調につながってしまうことがあります。悩まず早めに対策することをお勧めします。
その方が、できたメガネにも違和感なく、なじみやすいです。

視力測定の際に、お客様の目と老眼の関係についてしっかり説明をさせていただきますので、ぜひ、ご相談いただければ、と存じます。

私はよく見えるので、正視ですか?

必ずしも正視とは言い切れません。視力が非常に良い方の場合、遠視の可能性も考えられます。

遠視は目の筋肉が常に緊張状態にあるため疲れやすく、作業中に集中力が長続きしづらくなってしまいます。
また、近視や乱視があっても軽度なら日常生活には特に不自由はありませんが、車の運転などで安全度は劣ります。

よりよい見え方の世界があることは、ご本人にはわかりませんので、かなりの程度の屈折異常があるのに放置しておられたケースもたまに見受けられます。
ご心配やよりよい見え方をお望みでしたら、どうぞご相談ください。

ものが二重に見えるのですが…

複視の症状を解消するメガネは可能です。片目でも二重になりますか? それとも、両目で見たときに二重になりますか?
片目の場合には乱視が原因のことが多いです。

両目の場合には、左右の視線のズレが原因で起こります。
もし、急に二重に見えるようになった場合には、大きな病気が裏で関係していることがありますので、まずはお医者様の診察を受けてください。その後に眼鏡店にご相談ください。

ただし、このようなメガネは時間や専門知識と技術が必要とされるため、どこでも作れるわけではありません。信用できるお店にお任せください。

乱視ってどんな病気なのですか?

乱視は病気ではありません
「乱視」には「乱れる」という字が使われているので、怖い病気を連想される方もいらっしゃるようです。

ほとんどの乱視は目の縦方向と横方向(または斜め方向)で、光を集める強さが違うという目の状態の一種です。
全くない人のほうが珍しいぐらいで、失明につながったりするような性質のものではありませんので、心配なさらないでください。

度が進まないようにするためには?

正しい目の使い方をしましょう。メガネの度が進んでしまう原因はさまざまです。
体質的なもので、致し方のない場合もありますが、心がけ次第で避けられるのであればできることはしたいものですね。

具体的には、必要以上に近づけて見ないこと、無理な体勢で物を見続けないこと、長時間作業の場合には適度に休憩を入れること。
これらを心がけていただくとよろしいかと思います。

メガネがズレ落ちないようにしたい

眼鏡技術者にご相談ください。

メガネがしっかりと、ずれずにかかるためには、掛ける方の骨格にメガネが沿った状態にする必要があります。
ただきつくすればよいというものではなく、ゆったりとしながらも、落ちづらいようにするのが理想です。

しかしながら、フレームのタイプ、大きさ、デザイン、材質によっては、限界がある場合もございます。
掛け具合のよいメガネが欲しい場合には、お作りになる際に一人で決めず、技術者によくご相談ください

メガネ店にはどのような種類がありますか?

量販店や兼業店、専門店があり、それぞれに価格・装飾性・性能を最重要に考えていると言えます。

「専門店」はメガネを光学製品として取り扱っているお店のことを言います。
当店は「専門店」のカテゴリーに入りますが、他の部分でもご期待に沿えるようにがんばります。

よい眼鏡とはどんなメガネでしょうか?

お客様の生活を、より快適・便利にすることに心を砕いて作ったメガネです。

仮に全く同じ目をした人がいらしたとしても、お仕事や趣味の内容など生活のどの場面においてお困りになっているかにより、おすすめするレンズの種類や必要な度数は異なります。
フレームに関してもデザインだけではなく、機能性も大切です。

当店では、しっかりとお話をうかがった上で二人三脚で最高の見え心地、かけ心地を追求します。